§88. 3Dテキスト

 GIMPでテキストを3D化するテクニックは検索すれば沢山ヒットします。ここでは例によってFencepostのチュートリアルです。GIMPのチュートリアルサイト GimpDome から 3D Text in GIMP の実践です。

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     完成画像(文字入力分)。

Step1-1 ダウンロードするフォント。

Step 1

 フォントのダウンロード。

    1/ フォントを使うデザインは、どうしてもフォントその物に左右されます。ここでは、以下のフォントを使用します。

    ダウンロードするフォント(フリー)=asimov、もしくは、Amelia BT Regular

    当初、私がリンクしていたフォントは有料化されてしまいました。ご指摘がありリンクを変更しています。

    保存先は、GIMPの”.font”ディレクトリ。

Step2-2 テキストの入力。

Step 2

 テキストの入力。

    1/ 新規画像を作成します。

    サイズ=600×250
    背景=黒

    2/ ダウンロードしたフォントAmeliaで、文字を入力します。

    設定は任意。作例では:
    フォントサイズ=130
    フォントカラー=37b2ff(HTML表記)

Step3-5 レイヤー順序の変更。

Step3-5 レイヤー順序の変更時点の画像。

Step 3

 下準備。

    1/ テキストレイヤー(作例では、Rhinocerosレイヤー)を二つ複製します。レイヤー名は、当面Defaultのままです。

    テキストレイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    2/ 複製したレイヤーのどちらか一方の文字色を白に変更。レイヤー名も変更します。

    レイヤー名=Rhinoceros White

    3/ 三つのテキストレイヤーを右クリックし、それぞれのレイヤーサイズをキャンバスに合わせます。

    各テキストレイヤーを右クリック>レイヤーをキャンバスに合わせる

    4/ 作業を便利にするため、新規レイヤーを背景:白で追加します。

    レイヤー名=White Background
    背景=白

    5/ 左図のようにレイヤーの順序を変更します。

Step4-2 画像提供目的なので、他のレイヤーは全て非表示にしてキャプチャ。

Step 4

 マッピングの準備。

    1/ Rhinoceros Whiteレイヤーを下のレイヤーと統合し、レイヤー名を変更します。

    Rhinoceros Whiteレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

    レイヤー名=Black Background with Text

    2/ Black Background with Textレイヤーに、ガウシアンぼかしを適用します。

    フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかし

    ぼかし半径=10

    3/ Black Background with Textレイヤーを非表示にする。

Step5-2 Rhinocerosレイヤーを非表示にして画像キャプチャしています。

Step 5

 マッピング。

    1/ 作例のRhinoceros#2レイヤーに相当するレイヤーにバンプマップを適用します。

    フィルタ>マップ>バンプマップ

    設定:
      バンプマップ=Black Background with Text
      マップの種類=波状
      方向=135
      持ち上げ=35
      深度=15
      飽和度=150

Step6-1 Rhinocerosレイヤーを非表示にして画像キャプチャしています。

Step 6

 変形。

    1/ Rhinoceros#2レイヤーに相当するレイヤーを変形します。§86のクリアノートの作成 では遠近法ツールを多用しましたが、なかなか思い通りの結果を得るのは難しかったと思います。ここではオブジェクトにマップを適用します。

    フィルタ>マップ>オブジェクトにマップ

    設定:

      オプションタブ:
        背景を透明に=チェック

      向きタブ:
        回転: Z=-50

Step7-1 Rhinocerosレイヤーを非表示にして画像キャプチャしています。

Step 7

 マッピング。

    1/ Rhinocerosレイヤーに相当するレイヤーに オブジェクトにマップ を同じ設定で適用します。

    Rhinocerosレイヤーに相当するレイヤーを選択した状態で、[CTRL]+[F]を実行

    2/ Rhinocerosレイヤーに相当するレイヤーに バンプマップ を適用します。

    フィルタ>マップ>バンプマップ

    設定:
      バンプマップ=Rhinocerosレイヤーに相当するレイヤー自身
      マップの種類=線形
      方向=135
      持ち上げ=45
      深度=15
      飽和度=150

Step8-4 複製/移動の繰り返し11回後。

Step 8

 3D化。

    1/ Rhinocerosレイヤーに相当するレイヤーを複製します。

    Rhinocerosレイヤーに相当するレイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    2/ 複製されたレイヤーを複製前のレイヤーの下に移動します。

    3/ 移動ツール選択状態で、作業領域の部分を一回クリックします。次に、[↓]キーを一回押して複製されたレイヤーを1px下に移動します。

    4/ 3/で1ピクセル下げたレイヤーを複製し、1/から3/までの操作で1ピクセル下げます。この操作を納得できる画像になるまで繰り返します。作例では11回適用しています。

Step9-2 影をつける。

完成時レイヤー構造。

Step 9

 影の作成。

    1/ 一番下のテキストレイヤー(作例の場合は、Rhinoceros#12)から選択範囲を作成します。

    Rhinoceros#12レイヤーに相当するレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    2/ 一番下のテキストレイヤー(作例の場合は、Rhinoceros#12)を選択し、ドロップシャドーを以下のように設定を変更して3回適用します。

    フィルタ>照明と投影>ドロップシャドウ

    一回目の設定(暗い影をつける)
      X=1
      Y=1
      ぼかし=1
      不透明度=100
      色=黒
      画像サイズ変更可=チェックを外す

    二回目の設定(右に明るい影をつける)
      X=5
      Y=2
      ぼかし=10
      不透明度=50
      色=黒
      画像サイズ変更可=チェックを外す

    三回目の設定(左に明るい影をつける)
      X=-2
      Y=0
      ぼかし=10
      不透明度=50
      色=黒
      画像サイズ変更可=チェックを外す

    3/ 作成された三つのDrop ShadowレイヤーをRhinoceros#12レイヤーの下に移動させ、Drop Shadow、Drop Shadow#1、Drop Shadow#2の順に並べ替えます。

    以上で完成です。

完成図(実画像)。背景を透明にしています。

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初版作成: 2011/01/01
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